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2017冬 桜井稲作技術検討会

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この秋から何度かお邪魔させていただいている

桜井の木戸さんの田んぼ。


藁も籾も還さない

一切の肥料も入れない

無投入の田んぼ。


そこで毎年反あたり八俵の収量をあげる。


もちろん無農薬。

だけど草取りに一度も入らずに済む田んぼ。


八反を手植え。

バインダーで刈りとって

稲架掛け天日干し。


大神神社の御神体である三輪山から流れくる水

そこで育まれた粘土質の土壌


埴輪、土器、古墳などがたくさん出土する土地。


すぐ近所には自然農の川口由一さんの圃場もあったりして。




常識でははかれない木戸さんの田んぼは

この神がかった土地と

そこへ呼ばれた木戸さんとの

地球の奇跡を具現化する

宇宙の田んぼだと

僕は勝手に想ってる。


でもそれは本当は
奇跡でもなんでもなくて


自然が持っている本来の力なんだとも想う。


みんな忘れちゃっているだけ。


それを取り戻す

取り戻せるということを

木戸さんは田んぼで僕たちに

見せてくれている。




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木戸さんの乾田苗代。


木戸さんの圃場は秋口から緑の絨毯につつまれる。

とても綺麗。

ほかにそんな田んぼは無いから

一目で木戸さんの田んぼとわかる。


この苗代の向こう側、

冬で緑が弱くなったけど

そこの刈りとったあとの稲株の周りには

レンゲがたくさん生えている。

稲株の周りにばかり生えている…



春にはレンゲが咲き誇る田んぼ。






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「苗半作といいますが僕は苗八作の気持ちで苗づくりしています」
と木戸さん言っていた。

それぐらい苗が大事ということ。



木戸さんは自分の田んぼの技法について

惜しげも無く披露される。


こちらの質問に対しても

真摯に丁寧に答えてくれる。


僕はいつも質問攻め。


だけど嫌な顔ひとつせずに

むしろ楽しそうに話してくれる。



木戸さんの田んぼの技法は

先人がやってきた稲づくりのそれに似ている。



木戸さんはものすごく勉強家だ。


普通の図書館には置いていないような貴重な古い本を借りに
国会図書館まで行っちゃう。


画も少ない文字だらけの本を読んで

イメージして再現する。


木戸さんは勉強家でありそれで得た知識を具現化する人。


簡単な話じゃない。


技術だけ真似したってできないんだから。


気候も違う

気温も違う

水も違う

土壌も違う

空気も違う

生き物も違う

植物も違う


何もかも違う。



そこで結果を出す。



自然を観る目

稲を観る目

自然と対話するかのように

稲と対話するかのように


いま稲が何を求めているのか


稲が元気に育つには田んぼをどうしたらよいのか


その時その時必要なことを

必要なタイミングで

施す。


木戸さんには

それができるんだと想う。



その結果の宇宙の田んぼ。




来シーズンから

うちの田んぼも宇宙を目指します。




また
にじまるがおかしなこと始めた
噂になるくらいのことしないとね!



その前に

田んぼを獣から守らねば。

電柵張ります。


田舎暮らし

獣害と向き合わないといけないのが

たまにきず。



がんばろー


by ambassadeur5vy | 2017-12-17 22:02 | 田んぼ




有機野菜の宅配 ビオ・マルシェ


三重の山奥で無農薬のお米、野菜をタネをとりながら育てています。そのお米と野菜を使って、調味料にもこだわって、お弁当を販売しています。余っても自分たちが食べられる、食べたいものを作ります。繋ぐ、環る、廻る手作りの暮らし。お弁当は1日10食限定です。要予約。お電話ください。059-275-0023 定休日:毎週木曜日と日曜日、祝日。農繁期の不定休有り。


by にーさん(新島崇宏)
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